主要な前立腺がん治療薬の2017年のグローバル売上高はアステラス製薬のイクスタンジ2900億円(27億㌦)、ザイティガ(ヤンセン)25億㌦と拮抗している。ヤンセンは市場参入を計画している後発品との特許係争を数多くかかえているアンドロゲン合成酵素阻害剤のザイティガから、エルレアダへの切り替えを早急に進める模様。競合が注目されるアンドロゲン受容体阻害剤イクスタンジもアステラスとファイザーが共同で実施した市販後のフェーズ3試験PROSPERの成績を発表した。非転移性・去勢抵抗性の前立腺がん患者1,400例を対象にMFSを36.6か月へと22か月延長、転移または死亡のリスクを71%減少しており、エルレアダと同等であった。