FDA approves Novartis Kesimpta® (ofatumumab), the first and only self-administered, targeted B-cell therapy for patients with relapsing multiple sclerosis
ノバルティスが申請したCD20標的抗体オファツムマブによる多発性骨髄腫の治療をFDAが承認した。販売名はKesimpta(ケジンプタ?)、再発性多発性骨髄腫に対するB細胞治療薬として初めて自己注射可能な製品となる。
(参考)オファツムマブはGSKが開発した抗CD20抗体である。慢性リンパ性白血病治療薬Arzellaとして2009年に発売されていた。大衆薬事業との交換でGSKの抗がん剤事業を取得したノバルティスが自己免疫疾患への応用に成功した。CD20標的抗体の研究で先頭を走るロシュは、2017年にオクレリズマブ(販売名:オクレバス)を発売し、2019年は4000億円近い売上げを計上している。