2021/10/11

AZD7442 の第3 相TACKLE 試験、COVID-19 外来患者の重度の発症又は死亡のリスク軽減

アストラゼネカ が開発中の2 種の長時間作用型COVID-19 抗体(LAAB)を組み合わせたAZD7442の第3 相TACKLE 試験(対象:入院していない軽症から中等症の症候性COVID-19 患者)において、プラセボ と比較してAZD7442が、死亡又は重症化のリスクを有意に減少した。登録された全被験者の90%は、併存疾患を有する、COVID-19 の重症化のリスクの高い集団に属していた。
第3相TACKLE 試験結果では、AZD7442 600 mgを筋肉内(IM)投与した。症状発現から7 日以内の症候性の外来患者について、プラセボと比較して、重度のCOVID-19 又は全死亡のリスクが50%減少した。 この試験では、AZD7442 群(407例)で18 件、プラセボ群(415例)で37 件のイベントが記録された。
症状発現から5 日以内に治療を受けた被験者に関しては、COVID-19 が重症化または死亡のリスクが67%減少した(イベント数:AZD7442 群 9/ 253、プラセボ群27/251)。