10 月6 日、武田薬品は、経口投与可能なorexin 2 型受容体選択的作動薬TAK-994 の第2
相臨床試験において、新たな安全性シグナルの存在が明らかになったので公表すると発表し
た。緊急の予防対策として、患者への投与を中断し、2 本の第2 相臨床試験を予定より早く
終了することを決定した。これによりTAK-994 のベネフィット・リスクプロファイル評価を
迅速に実施し、プログラムの次の段階について判断する。詳細は開示されていない。
1. 武田薬品の神経科学疾患領域ユニットヘッドSarah Sheikh 氏のコメント:
「革新的な医薬品の開発に取り組む当社にとって、臨床試験に参加される患者の安全性の確保は最重要事項である。今回の重要な臨床試験に参加してくれた患者、医師、施設スタッフの方々に感謝申し上げる。当社はnarcolepsy の患者に革新的で安全かつ有効な治療法を提供することを目指しており、TAK-994 の今後の開発に向け入手可能なデータを迅速に評価する」と述べた。
2. TAK-944 の加発状況:
2021 年7 月にFDA からBreakthrough Therapy に指定を受けている。(完)
(主な出典:https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2021/20211006-8296/他)