サノフィ はOwkin との間で、1 億8,000 万$の株式投資と、癌に対する4 種の独占的な創薬ならびに開発プログラムからなる新たな戦略的提携契約を締結したと発表した。
人工知能(AI)および精密医療を目指すOwkin は、best-in-class のPredictive biomedical AI モデルと堅牢なデータセットを構築している。この提携は、臨床試験のデザインを最適化し、疾病の治療結果を予測するバイオマーカーの検出を試みるもので、肺癌、乳癌、中皮腫、多発性骨髄腫などのコア領域で拡大するサノフィのオンコロジーポートフォリオを強化する目的である。Owkin は、プライバシーを保護し、AI を使用した医学研究を加速するために、連合学習を活用したグローバルな研究ネットワークを構築した。これにより、データサイエンティストは、データをプールすることなく、分散型のマルチパーティデータセットに安全に接続し、AI モデルをトレーニングすることができる。このアプローチは、サノフィ の研究者が最先端の技術基盤を使用して、世界中の癌患者の人生を変える可能性のある医薬品を設計するため、オンコロジーにおける新たな力でサノフィ を補完することができる。