SGLT2阻害剤FORXIGA (一般名dapagliflozin)はアストラゼネカとブリストルマイヤーズ・スクイブが共同開発し、2010年12月に欧米で同時申請した。米国では昨年7月のFDA諮問委員会で安全性評価が不十分として非承認を勧告、今年1月にはCRL(審査終了通知)となったが欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は総症例数5600例を超える11本のフェーズ3試験を評価して承認を勧告した。尿からの糖分再吸収を抑制するSGLT2 阻害剤として初めての製品となりそうだ。同分野には田辺三菱がJ&J に導出したカナグリフロジン、アステラス製薬のイプラグリフロジンなど、日本企業も有望なフェーズ3開発品を持っている。