SGLT-2阻害剤の糖尿病治療薬の開発が佳境に入ってきた。一番手のdapagliflozin (BMS/AZN共同開発)はFDAが今年1月に承認を見送った後、欧州では4月に承認勧告となった。今年の米国糖尿病学会(ADA)ではカナグリフロジン(J&J/田辺三菱)が5本のP3試験で得た好結果を発表。さらにベーリンガー・インゲルハイムとイーライ・リリーがP3段階で共同開発中のempagliflozinのP2b成績を発表。90週間にわたりHbA1c、FPG(空腹時血糖値)、さらに体重の減少を達成している。