主要検証試験ではチオトロピウム・オロダテロール配合剤群はCOPDの症状、QOL、レスキュー薬の使用の評価項目においてチオトロピウム群より有意な改善効果を示した。追加解析では配合剤群で呼吸機能の改善が確認されている。COPDは慢性かつ進行性の呼吸器疾患で、世界全体での患者数は2億1千万人、2030年には死因の第3位になると予想されている。
【参考】EUの分散審査方式(DCP):EU内のいずれの加盟国でも承認が得られていない医薬品について、1ヵ国以上の加盟国の販売承認を取得する加盟国ベースの相互承認方式(MRP)の改良方式。申請者は申請前にそのうちの1ヵ国を基準加盟国(RMS)に指定するとともに、全申請関係加盟国(CMS)に同時に申請書類を提出して、同時に審査を開始する方法である。DCPジェネリックの承認申請に多用されている。
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