承認の根拠となったのは、DREAM (MEA112997)試験, MENSA (MEA115588)試験SIRIUS (MEA115575)試験を含む9本の第2/3相試験(延べ登録者数1,300例以上)である。メポリズマブは、重篤な喘息患者に対して、吸入ステロイド+1種類以上の喘息コントロール薬を併用する標準治療法に上乗せする形で投与される。重篤な喘息患者の約60%は好中球性の気道炎症を起こしているとされている。
(参考)IL-5阻害剤として競合する協和発酵キリンのベンラリズマブ(benralizumab)は、共同開発中のアストラゼネカが「重度、管理不良、かつ好酸球レベルの高い」喘息患者におけるフェーズII段階の好成績績をThe Lancet Respiratory Medicine 誌でOn Line発表した。昨年(2014年)4月にはフェーズIIIに進むことを決定している。