海外製薬産業 ニュース解説
2016/02/26
FDAがアフィニトールの消化管・肺原発非機能性神経内分泌腫瘍の効能追加を承認
ノバルティスのmTOR阻害薬アフィニトール(一般名:エベロリムス)について、成人の切除不能、局所進行性または転移性消化管(GI)、または肺原発の進行高分化型非機能性神経内分泌腫瘍(NET)に対する治療をFDAが優先審査で承認した。NETは、神経内分泌細胞に由来するまれな癌で、消化管、肺、膵にみられる。
申請の根拠は無作為化二重盲検第3相試験であるRADIANT-4試験である。本試験では、消化管/肺原発の高分化型進行性非機能性進行NET患者302例を対象とし、エベロリムス+最適支持療法(BSC)群と、プラセボ+BSC群を比較した。主要評価項目であるPFS中央値はエベロリムス群11ヵ月(95%CI; 9.23 -13.3)、プラセボ群3.9ヵ月(95%CI; 3.58-7.43)であった。
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