2016/07/21

アムジェンとUCBが共同開発中の骨粗鬆症治療薬ロモソズマブの承認申請を米国で提出

 アムジェン とUCB が「骨折のリスクの高い閉経後の女性の骨粗鬆症治療薬」として開発中のモノクローナル抗体ロモソズマブromosozumab のBLA をFDA に提出した。ロモソズマブ は骨中に存在する天然のタンパクであるsclerostin を阻害し、骨再吸収を減少させると同時に骨形成を増加させる、二重の作用を有している。
 BLA の根拠 はピボタル第3相、プラセボ対照試験で、約7,200 名の患者を対象にした、FRActure study in postemenopausal woMen with ostEoporosis (FRAME)試験の結果である。閉経後の女性の骨粗鬆症を対象に、全股関節あるいは大腿頸部が低骨密度を基準に判定した、多施設、国際共同、無作為化、二重盲検、とした並行群間比較試験である。12 ヵ月の治療期間においてロモソズマブの有効性を、新たな脊椎骨折のリスク軽減効果で、プラセボ と比較している。アムジェンとUCB は今後開催される関連医学会でFRAME 試験の結果を発表する予定。

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