2017/12/01

抗PCSK9抗体薬レパーサの心臓発作と脳卒中にたいする予防効能をFDAが追加承認

FDA Approves Amgen's Repatha® (evolocumab) To Prevent Heart Attack And Stroke
Dec. 1, 2017
  • 家族性高コレステロール血症を適応症として2015年に承認されたアムジェの抗PCSK9抗体薬レパーサについて、FDAが心臓発作と脳卒中にたいする予防効能を追加承認した。

(参考)
 アムジェンが開発したレパーサ(一般名:エボロクマブ)のFDAによる初回承認(2015年8月)は「家族性高コレステロール血症」および「動脈硬化性心血管疾患」を適応症としていた。初回の承認申請(BLA)には合計6800症例にのぼる10本のフェーズ3試験のデータが提出された。アムジェンはその後も、2016年11月にIVUS(血管内超音波検査)を用いた「グラゴブ(GLAGOV)試験」で動脈硬化プラークの退縮効果を証明し、本年(2017年)3月には2万7000症例を超える「フーリエ(FOURIER)心血管アウトカム試験」を成功させた。「心血管疾患患者における心臓発作および脳卒中の予防効果」が証明されたとして、添付文書に記載する追加申請(sBLA)を提出、FDAは優先審査として受理していた。