血液製剤は石油製品と同じように「連産品」です。最も付加価値の高いガソリンの販売シェアが低い石油会社は重油の販売でも不利になります。原料コストを重油からも回収する必要があるからです。同じことが血液製剤にもあてはまります。高額な第8因子の売上がなくなると、23億㌦(2600億円)を売り上げるグロブリンの製造原価が大幅に増加します。減損処理は血友病製品だけで1兆円、血液事業全体で2兆円に達する可能性があります。
「武田薬品の将来を考える会」のホームページに全文レポートを掲載しています。ご高覧いただければ幸いです。➔ LINK