2018/08/09

EGFR 変異陽性NSCLC の治療シークエンスの影響を評価する実臨床GioTag 試験登録完了(8月9日)

ベーリンガーインゲルハイムは、EGFR 遺伝子変異陽性進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象としたシークエンシャル治療の影響を評価する、電子カルテなどの診療情報に基づく、実臨床・後ろ向き解析GioTag 試験の登録を完了したと発表した。1 次療法としてEGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)のジオトリフ(一般名:アファチニブ )に続いて、2 次療法として同TKI のタグリッソ(一般名:オシメルチニブ)をシークエンシャルに投与された患者を登録して評価する試験である。本試験データは日本を含む10 カ国合計204 人を登録して取得される。
本研究の目的は、これらのEGFR-TKI を使用するシークエンシャルな治療方針とそれによる化学療法の使用開始時期を遅らせることへの影響を考察し、EGFR 遺伝子変異陽性NSCLC の治療方法に役立つ情報を提供することである。EGFR 遺伝子変異陽性NSCLC の1 次療法としてのアファチニブの治療後に再発した抵抗性T790M 遺伝子変異陽性患者を対象に、オシメルチニブの治療期間を主要アウトカムとする。