Merck KGaA の米国およびカナダにおけるバイオ医薬品事業部門EMD Seronoとファイザーが共同開発中の抗PD-L1 抗体バベンチオ(一般名:アベルマブ)と、ファイザーのインライタ (一般名:アキシチニブ)との併用療法について、進行腎細胞癌(RCC)患者に対するsBLA をFDA が受理し優先審査に指定した。審査の終了目標は、2019 年6 月に設定された。
一変承認申請の根拠は、前治療歴の無い進行RCC 患者を対象にした、バベンチオ とインライタ との併用療法を評価した第3 相JAVELIN 腎101 試験データである。
JAVELIN と名付けたバベンチオの臨床開発プログラムは、少なくとも30 本の臨床プログラムからなり、15 の異なるタイプからなる9,000 人以上の癌患者を登録して進行中である。RCC に加えて、これらの腫瘍のタイプには、乳癌、胃癌/胃・食道接合部位癌、頭頸部癌、Merkel 細胞癌、非小細胞肺癌、尿路上皮癌などが含まれる。