2019/04/16

CDK4/6阻害薬イブランス の男性乳癌患者に対する効能追加をFDAが電子カルテの実臨床データにより承認(4月4日)

FDA は、ホルモン受容体陽性(HR+)、HER2 陰性(HER2‐)、進行性または転移性乳癌の男性患者の治療法として、ファイザーのイブランス(一般名:パルボシクリブ)をアロマターゼ 阻害剤またはフルベストラント との併用療法において承認した。今回の承認は、IQVIA 健康保険、Florian Health、及びファイザー Global データベースの3 種のデータベースから得られた男性患者におけるイブランスの電子カルテ及び市販後の報告データに基づいている。
男性の乳癌は稀であり、臨床試験はほとんど行われておらず、承認済みの治療法の選択肢は非常に限定されている。希少疾患に対する承認済みの革新的な医薬品の使用を拡大する上で、実臨床データの重要性は高まっている。