2019/09/27

ロシュのPD-1阻害薬テセントリクが単独投与の一次療法として進行性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の全生存期間を改善

Roche's Tecentriq improves overall survival as a first-line monotherapy in certain people with advanced non-small cell lung cancer

ALK変異またはEGFR変異を示さない非小細胞肺がんを対象に、白金製剤(シスプラチン、カルボプラチン)とペメトレキシドまたはゲムシタビン併用の化学療法と比較したP3臨床試験「IMPower110」を実施した。PD-L1発現が高度の患者群で全生存期間の中央値は化学療法13.1か月に対して20.2か月と7.1か月延長した。

PD-1阻害薬による非小細胞肺がん(NSCLC)の単独療法による一次治療はメルクのキートルーダが初めて本年(2019年)4月にFDA承認を取得している。ロシュは本試験の結果に基づいて米国FDAおよび欧州EMAに適応症拡大の追加申請を提出する予定。