2019/11/21

B細胞成熟抗原(BCMA)を標的とする多発性骨髄腫治療薬をアッヴィが導入

Nov 21, 2019
  • Harpoon Therapeutics and AbbVie Announce Licensing and Option Collaboration to Advance HPN217, Harpoon’s BCMA-Targeting TriTAC®, and Expand Existing Discovery Collaboration
  • アッヴィとハープーン(Harpoon)はB細胞成熟抗原(BCMA)を標的とするTriTAC新薬候補HPN217の導入(ライセンシング)および提携オプション、さらに契約中の共同探索提携を拡大することを発表した。
(参考)
アッヴィは2017年10月、三重特異性T細胞活性化構造体 TriTAC(Tri-specific T cell Activating Construct)技術を開発中のハープーン(Harpoon)と提携契約を結んだ。アッヴィの研究段階にある腫瘍免疫治療標的とTriTAC技術を組み合わせ、新規の治療薬候補を探索することを目標としていた。その後2年間を経て初めての新薬候補となる、多発性骨髄腫(MM)を標的とするHPN217について、総額5.1憶㌦(550億円)のライセンス導入契約が締結された。また現在の共同探索契約を拡大し、アッヴィは6個を上限として追加の新薬候補を選別して共同研究対象にできるオプション権を獲得した。各候補物質のオプション行使に際して、ハープーンは一時金および開発・申請・販売段階のマイルストーン(総額3.1憶㌦、340億円)およびグローバル売上高に応じたロイヤリティ収入を受け取ることができる。