2020/10/07

血友病Aに対する遺伝子治療薬のフェーズ3試験

 10/07 PFE, Hemophilia A, Gene therapy

Pfizer and Sangamo dose first participant in phase 3 study evaluating Hemophilia A gene therapy treatment 

ファイザーとサンガモは血友病Aに対する遺伝治療薬のフェーズ3試験参加者への投与を開始した。

(参考)血友病Aに対する遺伝子治療薬の開発競争が終盤に入ってきた。最先端を行くバイオマリンの Valoctocogene Roxaparvovec は本年(2020年)2月にFDAが承認申請を受理し、PDUFA期限を2020年8月21日としていたがCRLを発行した。FDAは継続中のフェーズ3試験において2年間にわたる年間出血率を主要評価項目とすることを推奨した。フェーズ1/2試験段階で追い上げていたファイザー/サンガモのSB-525プロジェクトもフェーズ3試験を開始した。ロシュは昨年(2019年)2月に買収したスパークのSPK-8011がフェーズ1/2に進んでいる。一方、武田薬品が買収した時点でシャイアーのパイプラインにあった遺伝子治療薬は昨年11月の新生タケダのR&Dパイプラインから脱落していた。