アストラゼネカ は、同社の技術により最終的に完成させた2 種の持続性抗体(LAAB; long-acting antibody)からなる配合剤AZD4772 について、COVID-19 に対する予防試験に成人6,000 人超、SARS-CoV-2 virus 感染に対する治療試験に成人4,000 人超を登録する2本の第3 相臨床試験について発表した。 米国政府は、最大100,000 回投与分の開発と供給に最大4 億8,600 万$を投資し、さらに100 万回AZD7442は、SARS-CoV-2 感染後の回復期の患者に由来する2 種のLAAB を組み合わせた製剤である。オーバーラップすることなく非競合的にSARS-CoV-2 のスパイク(S)タンパクに結合する中和抗体である。Vanderbilt 大学メディカルセンターによって創製され(COV2-2196, COV2-2130)、2020 年6 月にアストラゼネカ にライセンス供与され、アストラゼネカによって最終的に最適化され、半減期の延長、Fc 受容体結合性の低減が付加された。