ファイザーとTrillium Therapeutics Inc.(Trillium)は、ファイザーが革新的な癌治療法を開発中の臨床段階の癌免疫療法を有するTrillium を買収することで、両社が最終合意に達したと発表した。（契約条件：ファイザー は、ファイザー がまだ所有していないTrillium の発行済み全株式を、1 株当り18.50$、総額22.6 億$を現金で取得する。これは、Trillium の過去60 日間の加重平均株価に対して118%のプレミアム相当の金額である。）
Trillium のPipeline ポートフォリオには、癌細胞を検出して破壊する患者の自然免疫系の能力を強化するように設計された生物薬品が含まれている。その中の2 つのリード分子のTTI-622 とTTI-621 は、血液悪性腫瘍の重要な免疫チェックポイントとして浮上しているシグナル制御タンパク質α(SIRPα)–CD47 Pathway を阻害する。TTI-622 とTTI-621 は、血液悪性腫瘍に焦点を当てた、いくつかの適応症について現在第1b/2 相試験段階にある、新規の、潜在的にbest-in-class のSIRPα-Fc 融合タンパク質である。
