2022/10/14

EMA/CHMP、デング熱ワクチン(TAK-003)に対しEU/デング熱流行国での承認勧告採択

EMA のヒト用医薬品委員会(CHMP)が、EU 及びEU-M4all 制度参加国のデング熱流行国において、4 種全デングワクチン血清型によって引き起こされるデング熱の予防を目的に、4 歳以上を接種対象として武田薬品のTAK-003 の承認勧告を採択した。また、デング熱流行国のラテンアメリカ やアジア地域においても審査が進行中である。
デング熱の発生率はこの数十年間、世界全体で劇的に増加し、年間3.9 億人が感染し、入院は50 万人と推定されている。症例増加は都市化、グローバル化、気候変動などの要因に起因する可能性がある。重症型デング 熱はデング熱症例の約5%に認められ、ラテンアメリカやアジア諸国における小児および成人の重篤な疾患および死亡の主要因になっている。