2012/11/14

欧州委員会は世界初となるSGLT2阻害剤の糖尿病治療薬FORXIGAを承認(BMS/AZN共同開発)

SGLT2阻害剤FORXIGAは尿からの糖分再吸収を抑制する新しい薬理作用を持ち、体重減少効果も注目されているが米国FDAは安全性評価が不十分として本年1月にCRL(Complete Response Letter、現時点での非承認通知)を出した。欧州ではCHMP(医薬品評価委員会)が4月に承認勧告していた。最近はエーザイの抗てんかん薬FYCOMPAのようにEC承認が先行、遅れてFDA承認となる新薬が増えてきた。FORXIGAも安全性データを追加して来年中のFDA承認を目指している。糖尿病領域で2007年から提携してきたブリストルマイヤーズ・スクイブとアストラゼネカにとってはDPP4阻害剤Onglyza関連の3品目に次ぐ4番目の製品だがFirst-In-Classは初めて。ピーク時7億ドルのアナリスト予想を上回る可能性は十分。