ファイザーの子会社Zoetisはアニマルヘルス事業が独立、2月1日にNYSE上場。株価は売り出し価格の上限25ドルを上回る26ドルから始まり、初日から31ドルを超えた。アボットとAbbVieの場合は資本関係も含めて完全な別会社となったが、ファイザーは依然としてZoetis株の83%を保有する親会社である。持分の17%を放出するだけで調達額は22億ドル(2000億円)に達し、株式公開(IPO)は大成功だった。メルクも非医薬品事業IPOの可能性が投資家の関心を集めた。動物薬事業の12年売上はメルクが34億ドル、ファイザーが43億ドルで連結構成比はどちらも7%だった。たまたまZoetis上場の翌日に行われたメルクの12年決算説明においてCEOのフレージャー氏は動物薬事業の温存を表明、厳しい業績見通しも重なり、株価は3%下落した。