2014年の株価はアムジェン(+40%)、リリー(+35%)、ノバルティス(+30%)が好調。上昇率が最大だったテバ(+60%)は、2010年から2013年まで4年連続下落した後の底値から、ようやく反発したという要素が大きい。下落率が最も大きかったグラクソ(-15%)は低迷するロンドン市場(FTSE、-2%)をさらに下回った。ファイザー(+2%)は微増だったが好調な母国市場(S&P、+11%)を大きく下回った。他の米国製薬企業は市場を上回る2ケタ増と好調だった。
日本国内も市場(TOPIX、+8%)は堅調、製薬企業のほとんどがTOPIXを上回って上昇した。アステラス製薬(+35%)は前年(2013年、+61%)の好調を持続した。一方で、武田薬品(+4%)はアンダーパフォーマーとなった。さらに低迷した第一三共(-12%)と大日本住友(-29%)は大幅下落となった。