ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)はオプジーボ(一般名:ニボルマブnivolumab)の非小細胞肺癌(NSCLC)を対象とした第3相CheckMate-057試験を早期に終了した。対照群と比較してすぐれた全生存期間(OS)延長が認められたため、独立データモニタリング委員会(DMC)が試験の早期終了を勧告した。
CheckMate-057試験では、前治療歴のある進行または転移性非扁平上皮性NSCLC患者582例を対象として、オプジーボ(3 mg/kg、2週に1回)とドセタキセル(75mg/m2、3週に1回)を比較した。主要評価項目はOS、副次的評価項目は奏効率、無増悪生存期間(PFS)などである。DMCにより行われた臨床試験の有効性評価で、対照のドセタキセル群と比較してオプジーボ群のOSが有意に優れていたことから早期終了が勧告された。
(参考)
FDAは先月(3月)に、オプジーボの進行扁平上皮肺癌の効能追加を申請受理から3日で承認している。CheckMate-017試験が承認の根拠となった。(2015年3月4日水曜日)➜per news
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