2015/04/20

Lillyのイキセキズマブ、乾癬性関節炎に対して改善効果

Eli Lillyが開発中の抗IL-17A抗体イキセキズマブixekizumabが、活動性乾癬性関節炎(PsA)患者を対象とした第3相試験(SPIRIT-P1試験)において、関節炎の有効性評価基準であるACR20達成率で、プラセボに対する統計学的優越性を示した。
PsAは、皮膚疾患である乾癬に、腫れと痛みを伴う関節炎を合併する疾患で、爪病変や身体的機能障害が生じることもある。PsAは、一般人口集団では0.3~1%、乾癬患者の10~30%に認められる。

SPIRIT-P1試験では、疾患修飾性抗リウマチ生物学的製剤(bDMARDs)による治療歴のない活動性PsA患者を対象とし、イキセキズマブ160mg皮下投与(開始用量)後、80mg(2週に1回)あるいは40mg(4週に1回)投与した群とプラセボを比較した試験である。イキセキズマブ群で関節症状がプラセボ群より優位に改善された。

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