CheckMate-017試験は、プラチナ製剤を含む化学療法の治療後に進行した肺扁平上皮癌患者272例を対象として、ニボルマブ(3 mg/kg、2週間に1回)とドセタキセル(75 mg/m2平方メートル、3週間に1回)を比較する非盲検無作為化第3相試験である。本試験にはPD-L1発現の有無にかかわらず患者を組み入れた。主要評価項目の生存期間中央値はニボルマブ群9.2ヵ月、ドセタキセル群6ヵ月、1年生存率はそれぞれ42%と24%であった。副次的評価項目の一つである無増悪生存期間(PFS)中央値は、ニボルマブ群3.5ヵ月、ドセタキセル群2.8ヵ月、1年PFS率はそれぞれ21%と6.4%であった。薬剤関連有害事象発現率はニボルマブ群のほうが低かった(全グレード:58%、86%、グレード3/4:6.9 %、55%)。
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