2015/06/01

FDAがメラノーマに対するオプジーボとヤーボイの併用療法の一変申請を受理

ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の未治療進行性メラノーマに対する併用療法に関する生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)をFDAが受理した。FDAによる審査完了目標の期日は2015年9月30日に設定されている。これは、癌免疫療法薬の併用療法としては初めての申請である。
一変申請の根拠は、未治療進行性メラノーマを対象としてオプジーボとヤーボイの併用を検討した無作為化試験(CheckMate-069試験)の結果などである。CheckMate試験では、BRAF野生型患者において、併用療法はヤーボイ単剤と比較して奏効率を改善した。

【参考】
オプジーボは、わが国では小野薬品とBMSが2014年9月にメラノーマを適応症として発売しており(➜per news)、現在、腎癌、非小細胞肺癌、頭頸部癌、胃癌、食道癌、肝細胞癌、ホジキンリンパ腫を対象とした臨床試験が実施されている。米国では、FDAから2014年12月にメラノーマの治療薬として承認され、2015年3月には肺扁平上皮癌の適応が追加されている(➜per news)。

リンク] 経営分析 ➜ Bristol-Myers Squib(BMS) ➜小野薬品