海外製薬産業 ニュース解説
2015/05/29
DNAミスマッチ修復機能の欠損がPD-1阻害剤の効果に関連、ASCOでメルクが発表
メルク(MSD)の抗PD-1抗体キートルーダ(一般名:ペンブロリズマブ)の有効性とDNAミスマッチ修復(MMR)機能の欠損との関連性を検討した第2相の結果が米国臨床腫瘍学会(ASCO2015)で発表された。
KEYNOTE-164試験は、治療歴があり、MMR機能を欠損または機能を有する進行性転移性疾患の患者を対象として、キートルーダ(10 mg/kg、2週毎)の単剤療法を評価した試験である。MMR機能欠損の大腸癌13例における奏効率(ORR)は62%、病勢コントロール率(DCR)92%に達した。MMR機能を有する大腸癌25例においてORRは1例も認められず、DCRは16%であった。
MMR機能欠損の癌に対してキートルーダが有効であることが明らかにされた。
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