ジョンソン&ジョンソンが2年ぶりに、医薬品事業(ヤンセン、Janssen)単独のアナリスト説明会を開催し、新薬開発の好調ぶりを報告した。この2年間、各四半期の対前年伸び率はすべて、ブランド医薬品市場の成長率2.98%(2009-2014 CAGR)を上回り、売上高は250億ドル(2012年)から320億ドル(2014年)へと大幅に拡大した。その結果、グローバル製薬企業のなかで一二を争う成長率を実現し、米国内での医療用医薬品売上げは1位となった。
2009年以降の新薬承認数は年間平均2品目を上回るハイ・ペースとなり、合計14品目の新薬を発売してきた。その中には、XARELTO(血液凝固)、INVOKANA(糖尿病)、STERALA(乾癬)、SIMPONI(関節リウマチ)、INVEGA SUSTENNA(統合失調症)、ZYTIGA(前立腺がん)など、数多くのブロックバスター製品が含まれている。
今後も、2019年まで(5年間)にブロックバスター候補の新薬10品目、他にも効能拡大などのライン・エクステンション(Line Extension)プロジェクトで40件の承認申請を予定している。開発パイプラインに関しては、「広さと、深さ」に加えて、「持続可能性」をも誇っている。