2015/06/01

ノバルティスのCAR-T療法CTL019が非ホジキンリンパ腫に有効

ノバルティスが開発中のキメラ抗原受容体-T細胞(CAR-T)療法のCTL019 の第2相試験の中間解析データがASCO2015で報告された。成人の再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)および濾胞性リンパ腫(FL)を対象として実施されたこの試験において、奏効率(ORR)はFL患者では100%、DLBCL患者では50%であった。評価対象患者19例(DLBCL:12例、FL:7例)中13例で奏効が認められ、このうち11例は完全寛解(CR)であった。追跡期間中央値は、DLBCLが274日、FLが290日で、2例にグレード3以上のサイトカイン放出症候群(CRS)が発症した。

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