2015/06/05

ヤンセンの多発性骨髄腫(MM)治療薬ダラツムマブ、BLAローリング申請を開始

ヤンセンは、多発性骨髄腫(multiple myeloma)の治療薬として、抗CD38モノクローナル抗体のダラツムマブ(daratumumab)の生物製剤承認申請(BLA)のローリング申請を開始したと発表した。ダラツムマブは2013年5月に多発性骨髄腫を対象としてFDAからbreakthrough therapy(BT)指定を受けていた。BLAは、ASCO2015で発表された第2相MMY2002(SIRIUS)試験、第1/2相GEN501試験を含む4本の臨床試験結果を基に構成されている。

ダラツムマブはデンマークのGenmabが創製し、ヤンセンは2012年8月にグローバルライセンス契約を締結している。多発性骨髄腫は米国では白血病、リンパ腫に次いで多い造血器腫瘍であり、世界では年間約11万人が新たに診断され、約8万人が死亡すると推定されている。

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