非小細胞肺癌(NSCLC)および頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)のに対するdurvalumabの初期段階の好成績が発表された。進行NSCLにおけるdurvalumabの単剤療法を検討したStudy1108第I/II相試験の追跡結果により、PD-L1発現度の高い腫瘍を持つ患者において客観的奏効率(ORR)および全生存期間(OS)の改善が認められた
。転移・再発HNSCC患者のStudy 1108コホートは、評価可能な全ての患者(62例)のORRは11%(95%CI: 5-22%)、PD-L1発現が高い癌患者(22例)のORRは18%(95%CI: 5-40%)であった。
durvalumabは今年(2016年)2月に米国FDAから尿路上皮がんに対する画期的治療薬の指定を受けている。