2018/05/25

デュルバルマブ、切除不能ステージIII 非小細胞肺癌に対する第3 相試験で全生存期間を有意に延長


アストラゼネカ とグローバル生物薬品研究開発部門のMedImmune は、放射線療法(CRT)と同時に白金製剤ベースの化学療法後に進行していない切除不能ステージIII の非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象にした、デュルバルマブ (海外の製品名:IMFINZI)の無作為化、二重盲検、プラセボ対照、マルチセンター試験の第3相PACIFIC 試験において、全生存期間(OS)の延長を示す試験結果が得られたと発表した。
PACIFIC試験は、米国、カナダ、欧州、北および中央アメリカ、日本、韓国、台湾、南アフリカ、およびオーストラリアを含む26カ国、236センターで実施された。試験の主要評価項目は無増悪生存期間(PFS) とOS、副次評価項目は、奏効率(ORR)、奏効期間(DoR)などである。PFSに関しては、2017
5月、中央値がプラセボ群 に比べて11.2カ月改善されたことが発表されている。