リムパーザ の新たな承認取得により、アストラゼネカはMSD から提携収入として7,000 万$を受領する。
FDAはアストラゼネカと/MSDが提携するPARP阻害薬リムパーザ(一般名:オラパリブ)の維持療法を追加承認した。「FDA により承認されたコンパニオン診断法によって選択され、白金製剤ベースの化学療法による初回治療が奏効している」、病的変異陽性あるいは変異陽性の疑いのあるBRCA 遺伝子変異陽性(gBRCAm またはsBRCAm) 進行上皮性卵巣癌、卵管癌または原発性腹膜癌の成人患者が対象となる。
進行卵巣癌に対する初回治療後の維持治療では、PARP 阻害剤として最初の承認であり、第3 相SOLO-1 試験の良好な結果に基づいている。白金製剤ベースの化学療法後に完全奏効あるいは部分奏効していたBRCAm 進行卵巣癌患者において、プラセボ 投与群と比較してリムパーザ 投与群が病勢進行または死亡のリスクを70%軽減した [ハザード比(HR):0.30(95% CI:CI 0.23-0.41), p<0.0001]。
SOLO-1 試験結果: 追跡期間の中央値41 カ月の時点で、PFS の中央値は、プラセボ 投与群の13.8 カ月に対して、リムパーザ 投与群の患者では未到達であった。プラセボ 投与群の患者の27%に対して、リムパーザ 投与群の患者の60%が3 年後の時点で依然として無増悪の状態を持続していた。
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