ロシュのテセントリク(一般名:アテゾリズマブ)について、アバスチン(一般名:ベバシズマブ)+化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)との併用による、「成人の転移性非扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)の1 次療法」を欧州医薬品庁(EMA) 委員会(CHMP) が承認勧告した。
アバスチンと化学療法の併用療法に比べて、進行肺癌患者の生存期間の有意な延長を示した第3 相IMpower 150 試験に基づい承認勧告された。本試験における「テセントリクとアバスチン、パクリタキセルおよびカルボプラチンとの併用療法」の全生存期間(OS)の中央値19.8 カ月は、「アバスチンと化学療法の併用療法」のOS値14.9 カ月を上回り、ハザード比(HR)=0.76、95%CI;0.63, 0.93( p=0.006)であった。