2019/04/16

第一三共は抗体薬物複合体(ADC)抗がん剤のDS-8201 についてアストラゼネカと7000億円を超える提携契約を締結(3月29日)

第一三共 は、同社の最重要研究開発プロジェクトDS-8201(trastuzumab deruxtecan)についてアストラゼネカとグローバル開発及び販売提携契約を締結したと発表した。
DS-8201 に関わる開発ならびに販売提携契約の概要は、以下のとおりである。
サイエンス・テクノロジーに強みを持つ第一三共と、癌領域の研究開発ならびに販売に関わるグローバル事業に豊富な経験とリソースを持つアストラゼネカ との戦略的提携により、様々なHER2 発現癌 における単剤及び併用療法におけるtrastuzumab deruxtecan の価値を最大化する。
アストラゼネカは、第一三共に、最大で総額69 億$(約7,600 億円)の対価を支払う。うち13.5 億$は契約一時金、55.5 億米$が開発・販売の進捗等に応じて支払われる。
日本を除く全世界における利益と開発・販売等費用を両社で折半する。
原薬は第一三共が供給する。
売上収益は、日米欧等は第一三共が計上、中国、オーストラリア、カナダ等はアストラゼネカが計上する。