10/20 AZN, EGFR, NSCLC
Tagrisso granted Priority Review in the US for the adjuvant treatment of patients with early-stage EGFR-mutated lung cancer
アストラゼネカはEGFR阻害薬タグリッソを初期(ステージIB、IIおよびIIIA)のEGFR受容体変異陽性非小細胞肺がん患者に対する術後補助療法とする効能追加の承認申請(sNDA
)を米国で提出、FDAは優先審査として受理した。再発または死亡のリスクを80%減少したフェーズ3試験ADAURAの画期的な成績に基づいて申請されている。
NSCLC患者の30%近くが治癒可能な完全腫瘍切除手術を受けるに十分な初期段階で診断されているものの、手術後の再発はいまでも一般的である。ステージIBで診断された患者のほぼ半数、さらにステージIIIaで診断された患者の4分の3以上が5年以内に再発している。ADAURA試験は圧倒的な有効性から、独立データモニター委員会が予定よりも2年早く二重盲検を解除した。成績は本年5月にASCO20のプログラムで発表され、最近NEJM誌にも掲載された。