2021/09/20

adagrasib、KRAS G12C 変異陽性非小細胞肺癌に対する単剤・併用療法の良好な臨床データ

Mirati Therapeutics, Inc. (Mirati)は、KRAS G12C 変異陽性で、前治療歴を有する進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象としてadagrasib を評価する第2 相KRYSTAL-1 試験においてポジティブな最新結果が得られたと発表した。
KRAS G12Cは、NSCLC で最も一般的なKRAS変異であり、肺腺癌患者の約14%に存在し、予後不良のバイオマーカー変異であるa。
第1/1b 相KRYSTAL-1 試験NSCLC Cohortにおいて、ORR は58%、治療期間中央値と奏効期間中央値は、それぞれ9.5 カ月と12.6 カ月であった。奏効例の64%はまだ治療が継続中で奏効を維持している。無増悪生存期間(PFS)中央値は8.3 カ月、全生存期間(OS)中央値は未だ達成していない。グレード3/4の治療関連有害事象(TRAEs)が26%に観察され、1 人にグレード5 のTRAE が発現した。