FDAのブレークスルー治療薬(Breaktrhough Therapy, BT)指定制度により、申請から4か月での加速承認となった。(➔ノバルティス発表)
ALK遺伝子異常による非小細胞肺がんの治療薬としてはファイザーのXALKORI(一般名=crizotinib)が先に承認されていたがFDAはcrizotinib 治療が無効もしくは継続困難となった患者を対象として「ブレークスルー指定」を与えていた。
ZYKADIA はFDA のBreakthrough Therapy(BT)の指定を受けて承認された4 番目の医薬品となった。
ZYKADIA 150mg カプセルの承認は crizotinib の治療中に進行した、あるいはcrizotinib に不耐の163 人の転移性ALK+NSCLC 患者を含む1 本のピボタル試験に基づくものである。
被験者のうち最も多い転移部位は、脳(60%)、肝(42%)、骨(42%)であった。前治療患者に対して、ZYKADIA の奏効率(Overall Response Rate, ORR)は54%(95%CI; 47-62%)を達成し、奏効期間(Duration of Response, DOR)の中央値は7.4 カ月(95%CI; 5.4-10.1 カ月)であった。