2023/03/22
ロシュ、アルツハイマー病早期診断EAPPを強化するためにイーライリリーとの提携契約を締結と発表
FDAは EAPPをBreakthrough Deviceに指定した。ロシュの市販前申請は、FDAが2022 年6月に受理、 同年12 月7日、初期症状段階のADを特定する、ELECSYSβ-Amyloid (1-42) CSF II (Abeta42) および ELECSYS Phospho-Tau (181P) CSF (pTau181)アッセイについて 510(k)の認可を受けた。
EAPP は、ヒト血漿中のリン酸化Tau (pTau) 181タンパク質アッセイおよびapo-lipoprotein (APOE) E4を測定する。pTau181 の上昇はADの初期段階で発生するが、APOE4の存在はADの最も一般的な遺伝的危険因子を構成する。この結果は、他の臨床情報と併せて考慮し、アミロイド陽電子放出断層撮影法 (PET) または脳脊髄液 (CSF) 検査によるさらなる確認検査について助言することを目的としている。EAPPで陰性と判定された患者は、アミロイド陽性である可能性は低く、認知機能低下の他の原因について調査する必要がある。
2022/07/20
肝臓疾患に対する 体内(In Vivo)遺伝子編集プログラムに関連する提携
07/20, Vertex, Collaboration, Gene editing
Vertex and Verve Therapeutics Establish Collaboration to Discover and Develop an In Vivo Gene Editing Program for Liver Disease
バーテックスとバーブ セラピューティクス(Verve Therapeutics)は肝臓疾患に対する 体内(In Vivo)遺伝子編集プログラムを解明し、開発するのため提携を樹立した。
2022/06/03
FoundationOne CDx 癌ゲノムプロファイル、NSCLC 等に対する4 薬剤のCDx の承認取得
今回の承認により、FoundationOne CDx 癌ゲノムプロファイルにて活性型EGFR 遺伝子変異またはALK 融合遺伝子を判定することで、ダコチミニブ水和物およびブリグチニブの非小細胞肺がんに対する各々の薬剤の適応判定補助として利用が可能となる。また、BRAF 遺伝子変異を判定することで、 エンコラフェニブおよびビニメチニブ併用の悪性黒色腫に対する適応判定補助としての利用が可能となる。
2022/04/08
第三世代 ALK阻害薬によるALK陽性・進行肺がん患者の生存期間延長
- ファイザーのローブレナ(LORBRENA、一般名:ロラチニブ)はALK陽性の進行肺がんに対する第一選択治療の第3相試験 CROWNの3年間追跡データにおいて無増悪生存期間の延長が確認された。
2021/03/03
FDA、ALK 阻害剤 LORBRENA の ALK 陽性転移性非小細胞肺癌の 1 次療法効能追加承認
3 月 3 日、Pfizer は、FDA が、同社の LORBRENA(lorlatinib)の sNDA について、未分化 リンパ腫 kinase(ALK)-陽性、非小細胞肺癌(NSCLC)患者の 1 次療法に関する効能拡大を承認 したと発表した。
1. 許認可情報:LORBRENA は現在、FDA 承認の検査法で検出された、腫瘍が ALK 陽性の 転移性 NSCLC の成人患者の治療が適応されている。 FDA のアクションとしてはまた、2018 年の加速承認を完全承認(標準承認)への移行することの承認である。また、この申請は、FDA の希少病薬指定、Real-Time Oncology Review(RTOR)パイロットプログラムの下で承認された。 加速承認の確認試験の最終報告書の提出期限は 2021 年 9 月であったが、6 カ月前倒しで標準 承認に移行することが承認された。
2. Pfizer Oncology グローバルプレジデント Andy Schmeltz 氏のコメント:「Pfizer は 10 年 以上にわたり、バイオマーカーに対する治療法を提供し、非小細胞肺癌患者の多様で進化す るニーズに対応するパイオニア企業である。LORBRENA は、ALK 陽性進行性 NSCLC 患者 にとって変革をもたらす薬であり、この FDA の 1 次療法の承認は、より多くの人々に希望 を広げることができることを意味している。」と述べている。
3. LORBRENA:本品は、現在の薬剤に対する耐性を促進する最も一般的な腫瘍の変異を阻 害し、ALK 陽性 NSCLC の病勢進行の頻繁な部位である脳の転移に対処するために特別に設 計された第 3 世代の ALK 阻害剤である。 ALK 陽性の転移性 NSCLC 患者の最大 40%が、初 期診断時に脳転移を有している。」と述べている。
4. 申請の根拠とした臨床試験データ:LORBRENA の承認の拡大は、未治療の患者集団につ いて、XALKORI(crizotinib)と比較して進行または死亡のリスクを、盲検下独立中央レビュー (BICR)による評価で 72%の低下を示した(HR 0.28:95%CI:0.19〜0.41;p <0.0001)、ピボタル 第 3 相 CROWN 試験結果に基づいている。中枢神経系(CNS)の関与は、全ての患者で評価さ れた。ベースラインの脳画像診断に基づいて測定可能な脳転移を有する患者は、LORBRENA 群 17 人、XALKORI 群 13 人であった。事前に指定された探索的解析では、XALKORI アー ム内の患者の中で、BICR によって評価された頭蓋内奏効率(IC-ORR)は、LORBRENA 群で 82%(95%CI, 57〜96)、23%(95%CI, 5〜54)。12 カ月あるいはそれ以上の頭蓋内奏効期間(ICDOR)は、それぞれ LORBRENA 群で 79%(n = 11), XALKORI 群で 0%であった。
5. 安全性:LORBRENA で治療された人々の 20%以上に発生した全グレードおよびグレード 3〜4 の重度の検査値異常で最も一般的な有害事象(AE)は、浮腫(56%9、体重増加(38%)、末梢 神経障害(35%)、認知効果(21%)、下痢(21%)、呼吸困難(20%)、および高トリグリセリド血症 (22%)であった。重度の AE は、LORBRENA 治療群の 34%に発生した。最も頻繁に報告され た重篤な AE は、肺炎(4.7%)、呼吸困難(2.7%)、呼吸不全(2.7%)、認知効果(2.0%)、および発 熱(2.0%)であった。致命的な AE は、LORBRENA 治療群の 3.4%に発生し、肺炎(0.7%)、呼吸 不全(0.7%)、急性心不全(0.7%)、肺塞栓症(0.7%)、突然死(0.7%)が含まれていた。AE による LORBRENA の完全投与中止は 6.7%に発生した。用量の中断と減量につながる AE は、 LORBRENA 治療群でそれぞれ 49%と 21%発生した。
第3世代のALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がん治療薬による一次療法をFDAが承認
U.S. FDA Expands Approval of Pfizer’s LORBRENA® as First-Line Treatment for ALK-Positive Metastatic Lung Cancer
2020/05/22
FDA、ALUNBRIG(brigatinib)のALK 陽性転移性NSCLC に対する1 次療法の効能追加承認
本承認は、ALK 阻害剤による前治療歴のない成人のALK 陽性局所進行あるいは転移性NSCLC 患者を対象に、クリゾチニブと比較してALUNBRIG の安全性および有効性を評価する第3 相ALTA-1L 試験の結果に基づくものである。2 年以上の追跡調査後、ALUNBRIG はクリゾチニブよりも良好な結果が示され、特にベースラインで脳転移のある患者に対して抗腫瘍活性が有意に高いことが示された。本試験において、盲検下での独立評価委員会(BIRC)による評価では、無増悪生存期間(PFS)の中央値はクリゾチニブの11 カ月に対してALUNBRIGは24 カ月であり、ALUNBRIGはクリゾチニブと比較して病勢進行または死亡のリスクを2 倍低下させた(PFS ハザード比=0.49)。確定奏効率(ORR)がALUNBRIG 群では74%(95%CI:66-81)、クリゾチニブ群では62%(95%CI:53-70)であることがBIRC の評価として示された。
2020/03/03
CHMP、ALK 陽性非小細胞肺癌の1 次療法としてALUNBRIG(brigatinib)承認勧告を採択
今回の承認勧告採択は、ALUNBRIG の安全性および有効性をクリゾチニブと比較した臨床第3 相ALTA-1L 試験のデータに基づいている。2 年以上の追跡後、ALUNBRIG は、ベースラインで脳転移を有する患者において、独立審査委員会(BIRC)の評価による頭蓋内病変の病状進行または死亡のリスクが69%低下し[ハザード比(HR)=0.31、95% CI:0.17-0.56]、試験責任医師の評価では76%低下した(HR=0.24、95%CI:0.12-0.45)。また、独立審査委員会の評価による無増悪生存期間(PFS)の中央値はクリゾチニブ群11.0 カ月(95%CI:9.2-12.9)に対して24.0 カ月(95%CI:18.5-NE)、試験責任医師の評価ではクリゾチニブ群9.2 カ月(95%CI:7.4-12.9)に対して29.4 カ月(95%CI:21.2-NE)とクリゾチニブ群の2 倍以上であった。
2020/02/24
ALK阻害薬アルンブリグによる非小細胞肺がん一次治療
- Takeda Announces U.S. FDA Grants Priority Review for Supplemental New Drug Application for ALUNBRIG® (brigatinib) as a First-Line Treatment for ALK+ Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer
2014年に二次治療として承認されたジカディア(一般名セリチニブ)は2017年に一次治療への適応症拡大が承認されたものの売上高は100億円に達せず、ノバルティスは昨年(2019年)より開示品目リストから除外した。一方、ザーコリの売上高は500億円台で比較的安定しているが、ファイザーはROS1阻害作用も備えた第三世代のALK阻害薬ローブレナ(一般名ロルラチニブ)の承認を2018年11月に取得し、切り替えを進めている。第二世代として遅れて発売された武田薬品のアルンブリグが一次治療の承認を取得できたとしても市場での成功は期待できないと思われる。
2019/06/03
アレセンサ のJ-ALEX 試験、PFS の最終解析及びOS の第2 回中間解析結果ASCO で報告
CRZ 群に対しALC 群では、病勢進行または死亡リスクが63%低下した(層別HR=0.37、95%CI: 0.26~0.52)。ALC 群のPFS 中央値は34.1 カ月(95%CI: 22.1カ月~未到達)であり、CRZ 群は10.2 カ月(95%CI: 8.3~12.0 カ月)であった(主要評価項目)。OS は、第2 回中間解析ではALC 群のCRZ 群に対する優越性は結論づけられなかったため、引き続き生存調査が継続される(層別HR=0.80、95%CI: 0.35~1.82)(副次評価項目)。フォロー・アップ中央値のALC 群42.2 カ月、CRZ 群42.4 カ月経過後、ALC 群およびCRZ 群でそれぞれ54%および86%の病勢進行または死亡率の上昇となるイベントが発生した。最終PFS に関するHR は0.37(95%CI; 0.26〜0.52)であった:IRF-PFS の中央値はALC 群34.1 カ月(95%CI;22.1-推定なし)、CRZ 群10.2 カ月(95%CI 8.3-12.0)。CNS の進行または死亡までの期間のHR は、ベースライン時にCNS 転移の有無にかかわらず、それぞれ0.33(95%CI 0.11〜0.93)および0.20(95%CI 0.08〜0.49)であった。
2018/02/12
ロルラチニブの承認申請を日米欧の審査当局に受理
February 12, 2018 » Pfizer, ALK inhibitor, Non-small cell lung cancer (NSCLC)
- 第三世代ALK阻害薬ロルラチニブの承認申請が日米欧の審査当局に受理された。ファイザーが販売する第一世代ALK阻害薬ザーコリの後継品。
2017/11/15
ALK阻害剤アレセンサの肺がん一次療法への格上げをFDAが承認(2017/11/7)
下記、ALK阻害剤に関するファーマセットLibraryの保存記事を紹介します。クリゾチニブは初めてのALK阻害剤として2011年にFDAから承認されましたが、それまで難航していたcMET阻害剤が看板を変えたおかげで承認されたという印象でした。クリゾチニブが無効となった場合の二次療法として2012年に承認されたノバルティスのザイカディアは今年(2017年)5月に一次療法に格上げされました。同月には、武田薬品が買収統合したアリアド社のALUMBGRIGが承認されています。ALK阻害剤の完成度は段々と高まっているようです。ファイザー自身もクリゾチニブの後継品を開発しており、ALKに加えてROS1異常も対象とするロルラチニブがフェーズII段階にあります。ALK阻害剤の2016年売上高はザーコリ560億円、ザイカディア90億円。3番手のアレセンサは180億円でした。
2017/11/07
肺がん治療薬「アレセンサ」を一次療法へと格上げする効能拡大をFDAが承認(11/7)
一次療法の承認の根拠となった第3相ALEX試験では、クリゾチニブとの比較において病勢進行または死亡のリスクをほぼ半減する圧倒的な成績を示した。2016年売上高はザーコリが560億円、アレセンサは180億円だった。2017年はザーコリ600億円(前年比8%増)、アレセンサ400億円(前年比120%増)となる見通し。2018年には売上高が逆転すると予想される。
アレセンサの肺がん一次療法への格上げをFDAが承認
07 November 2017
Roche, ALK inhibitor, Lung cancer
- ALK阻害剤アレセンサの肺がん一次療法への格上げをFDAが承認。中外製薬が開発し、親会社ロシュに導出した。
2017/10/16
ロルラチニブの非小細胞肺癌(NSCLC)に対するP2試験
- ザーコリが伸び悩んでいるファイザーは次世代のALK/ROS1阻害薬ロルラチニブを開発。進行性の非小細胞肺癌(NSCLC)に対するP2試験の全結果を発表した。
2017/06/07
アレセンサがALK 融合遺伝子陽性脳転移NSCLC 患者の脳転移病変の進行を抑制
試験担当医師判定において、CRI 群に対しALE 群は、病勢進行又は死亡リスクを53%低下した(HR=0.47、95%CI: 0.34-0.65、層別log-rank 検定、p<0.0001)。PFS中央値はALE 群は未達(95%CI: 17.7-未達)、CRI 群で11.1 カ月(95%CI: 9.1-13.1)であった。 独立評価委員会判定において、CRI 群に対しALE 群で病勢進行又は死亡リスクは50%低下(HR=0.50、95%CI: 0.36-0.70)。PFS 期間中央値は、ALE 群25.7 カ月(95%CI: 19.9-未達)、CRI群10.4 カ月(95%CI: 7.7-14.6)であった。また、CNS病変の病勢進行リスクは、ALE 群はCRI 群より84%低かった(HR=0.16、95%CI: 0.10-0.28)。
2017/05/26
Zykadiaが非小細胞肺癌に対する一次療法の効能追加
- ノバルティスのALK阻害剤Zykadiaが、非小細胞肺癌の一次療法の効能追加について米国FDAの承認を取得。
2016/10/04
中外製薬のALK阻害剤アレセンサの「ALK 陽性非小細胞肺癌の一次療法」をFDAがBT指定
J-ALEX試験は「ALK阻害剤未投与で化学療法未施行もしくは化学療法が1レジメン施行されたALK融合遺伝子陽性進行・再発非小細胞肺癌」の患者207名が登録され、アレセンサ単独投与群で無増悪生存期間(PFS)の統計学的に有意な延長が示された(99.6826%信頼区間:0.17-0.70、層別log-rank検定、p<0.0001)。クリゾチニブ群に対してPFSのハザード比(HR)で0.34という圧倒的な差をつけた。
(参考)
中外製薬は続いて5回目となるBTD指定を取得した。リウマチを含む自己免疫疾患に承認されている抗IL-6受容体抗体アクテムラが、巨細胞性動脈炎(giant cell arteritis:GCA)に対してFDAより画期的治療薬(Breakthrough Therapy)に指定された。現時点で複数のBTDを取得している唯一の国内企業となっている。
2015/12/11
中外製薬が創製したALK阻害剤アレクチニブをFDAが加速承認
2015/09/08
ジェネンテックが、中外製薬創製のALK阻害剤アレクチニブをFDAに申請
本剤はALKへの選択性が高く、脳転移への有効性も示唆されている。今回の申請は、第1/2相臨床試験(NP28673およびNP28761試験)を根拠としている。
参考:
ALK融合遺伝子は、NSCLC患者の2~5%に発現している。



