ODYSSEY CHOICE 1試験では、中等度または重度の心血管系リスクを有する高コレステロール血症患者803例を対象とし、有効性と安全性についてアリロクマブ(300mg/4週ごと)とプラセボを比較した。68%の患者ではスタチンにアリロクマブを上乗せしている。
ODYSSEY CHOICE 2試験では、重度の心血管リスクを有する、あるいは2種類以上のスタチンに不耐容の既往がある高コレステロール血症患者233例を対象とし、有効性と安全性についてアリロクマブ(150mg/4週ごと)とプラセボを比較した。
[参考]
PCSK9阻害剤の開発で先行するアムジェンはモノクローナル抗体evolocumab(エボロクマブ)を2014年8月28日にLDLコレステロール低下剤としてFDAにBLA申請、また2014年10月17日には、リジェネロンとサノフィを特許侵害を理由に提訴し、2社にアリロクマブの製造・使用・販売の差し止めを求めている。