2015/09/25

アムジェンの多発性骨髄腫治療薬カイプロリスと急性リンパ性白血病治療薬ブリンサイトの承認を欧州医薬品庁CHMPが勧告

欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、アムジェンのプロテアソーム阻害剤カイプロリス(一般名:カルフィゾミブブ)をレナリドミド+デキサメタゾン併用により、最低1回の前治療歴を有する多発性骨髄腫(MM)の治療薬として承認勧告を採択した(➜PAR news)。また、ブリンサイトBlincyto(一般名:ブリナツモマblinatumomab)を、再発または難治性フィラデルフィア染色体陰性(Ph-)成人B前駆細胞性急性リンパ性白血病(BPALL)の治療薬として条件付きで承認勧告を採択した(➜PAR news)。
カイプロリスの承認勧告は、国際共同無作為化第3相試験のASPIRE試験の結果に基づいている。この試験では、カイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾン併用(KLD)群とレナリドミド+デキサメタゾン(LD)群を比較し、主要評価項目であるPFSはKLD群26.3ヵ月、LD群17.6ヵ月で、KLD群で8.7ヵ月延長した。

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