STRIVE試験は国際共同、無作為化、プラセボ対照の二重盲検試験で、プラセボあるいはerenumab 70mg または140mgを6ヵ月間にわたり、月1回皮下投与した。主要評価項目は、反復性片頭痛患者の月間片頭痛日数のベースラインからの変化である。ベースラインの月間平均片頭痛日数8.3日に対し、プラセボ投与群はベースラインから1.8日減少、erenumab 70mg 投与群及び140mg 投与群ではそれぞれ3.2日と3.7日の減少となり、統計学的有意差が認められた。2017年中の申請が見込まれている。
(参考)
アムジェンとノバルティスは中枢神経領域においてアルツハイマー病(AD)治療薬と片頭痛治療薬の研究、臨床開発、および商業化を共同で行う提携契約を2015年8月に締結した。片頭痛治療薬はアムジェンが開発したerenumab、AD治療薬はノバルティスが開発した経口BACE阻害剤CNP520が対象となっている。
Link 企業分析➜Novartis, Amgen 新薬開発➜中枢神経系(その他)