欧州EMA/CHMPはインスリングラルギン(商品名:ランタス)とリキセナチド(商品名:リキスミア)の配合剤SULIQUA™(スリクア) の販売承認申請(MAA)の承認勧告を採択した。SULIQUA は1日1回投与(QD)による基礎インスリン(インスリングラルギン 100 単位/mL)と GLP-1 受容体作動薬であるリキセナチドの用量調節可能な固定比率配合剤である。「メトホルミン単剤療法、またはメトホルミンと他の経口糖尿病薬1剤の併用療法、または基礎インスリン との併用療法で血糖コントロールが不十分な成人」の2型糖尿病患者が投与対象となる。
2種類の充填済み SoloSTAR®ペンとして発売される予定で、ニーズに対応した用量選択が行える。10-40 SoloSTAR®ペンはインスリングラルギン 10~40単位とリキセナチド 5~20 μg を含有、30-60 SoloSTAR®ペンはインスリングラルギン 30~60単位とリキセナチド10~20 μg を含有する。
MAAの根拠とした2本の第3相臨床試験LixiLan-OとLixiLan–Lは世界中で合計1,900人以上の成人2型糖尿病患者を登録した。LixiLan-Oは経口糖尿病薬、LixiLan–Lは基礎インスリン療法で十分な血糖コントロールが得られない患者を対象とした。
(参考および続報)
米国FDAは11月21日にSoliqua 100/33を承認した。投与対象患者は「基礎インスリン(一日60単位)またはリキセナチドの投与中で管理不十分」な2型糖尿病患者。サノフィが2015年に計上した時効型インスリンアナログ製剤「ランタス」の売上高は64億ユーロ(7000億円)。リキスミアは発売(2013年)から3年目で0.4億ユーロ(42億円)にとどまった。糖尿病領域でサノフィと競合するノボも11月21日に時効型インスリン製剤トレシーバとGLP-1アナログ製剤ビクトーザの配合剤Xultophy(ザルトフィ-)100/3.6のFDA承認を取得した。
Link 企業分析➜Sanofi 新薬開発➜糖尿病
2種類の充填済み SoloSTAR®ペンとして発売される予定で、ニーズに対応した用量選択が行える。10-40 SoloSTAR®ペンはインスリングラルギン 10~40単位とリキセナチド 5~20 μg を含有、30-60 SoloSTAR®ペンはインスリングラルギン 30~60単位とリキセナチド10~20 μg を含有する。
MAAの根拠とした2本の第3相臨床試験LixiLan-OとLixiLan–Lは世界中で合計1,900人以上の成人2型糖尿病患者を登録した。LixiLan-Oは経口糖尿病薬、LixiLan–Lは基礎インスリン療法で十分な血糖コントロールが得られない患者を対象とした。
(参考および続報)
米国FDAは11月21日にSoliqua 100/33を承認した。投与対象患者は「基礎インスリン(一日60単位)またはリキセナチドの投与中で管理不十分」な2型糖尿病患者。サノフィが2015年に計上した時効型インスリンアナログ製剤「ランタス」の売上高は64億ユーロ(7000億円)。リキスミアは発売(2013年)から3年目で0.4億ユーロ(42億円)にとどまった。糖尿病領域でサノフィと競合するノボも11月21日に時効型インスリン製剤トレシーバとGLP-1アナログ製剤ビクトーザの配合剤Xultophy(ザルトフィ-)100/3.6のFDA承認を取得した。
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