2018/09/05

Eureka Therapeutics のET 140202 T 細胞療法、転移性肝細胞癌の予備試験で完全奏効達成(9月5日)

免疫システムの進化の力を利用して新規T 細胞療法を開発することにより癌の治癒を目標に、臨床段階の開発品目を有するバイオ医薬品ベンチャー企業Eureka Therapeuticsが、肝癌の最も一般的な病型である肝細胞癌(HCC)を有するAFP 陽性患者に対して、現在進行中のET140202 T 細胞療法のPOC 試験から得られた予備的な安全性および臨床結果をボストンで開催されたCAR-TCR Summit のLate-Breaking Session で報告したと発表した。
中国Xi'An Jiaotong(西安交通)大学の第一附属病院で実施されているET140202 T 細胞療法のPOC 試験結果によると、6 例の患者に対してサイトカイン放出症候群(CRS)、または薬物関連神経毒性が観察されず、好ましい安全性プロファイルを示した。更に、IV 投与群の1例は完全奏効を達成し、全体では6 例の患者のうち3例の癌が退縮した。