2018/01/15

JAK2阻害薬フェデラチニブを血液がん治療薬として開発中の Impact Biomedicineをセルジーンが買収(1/7)

JAK2阻害薬フェデラチニブ(fedratinib) はサノフィ が骨髄線維症(myelofibrosis)治療薬として申請間近まで進んだがウェルニッケ脳症が副作用として問題となり2013年に中止していた。その後、Wermicke 脳症の発症は試験参加者の中にビタミンB 欠乏症の患者がいたことが原因であったことが示され、FDA のクリニカル・ホールドは2017 年8 月に解除された。Impact Biosciences社はサノフィからフェデラチニブに関する全ての権利を取得し、サンディエゴを本拠として2016年に設立された。骨髄線維症(フェーズ3)に加えて真性赤血球増加症(フェーズ2)でも開発中。さらに、急性骨髄性白血病(AML)と大腸がん(CRC)の治療薬となる可能性も確認している。