2018/09/28

FDA、MM 及びALL の最小残存病変検出用次世代シークエンシング解析法clonoSEQ を承認

FDA が、Adaptive Biotechnologies の次世代シークエンシング(NGS)アッセイ法clonoSEQ を承認した。clonoSEQアッセイは、多発性骨髄腫(MM)及び急性リンパ芽球性白血病(ALL)の患者の骨髄試料中のDNA を用いて、患者の最小残存病変(MRD)の検出およびモニタリングに用いられるfirst-in-class の検査法である。
Blood 誌に掲載されたIFM 2009 試験では、2 つの治療群のMRD 状態とOS、PFS の関係を解析した。維持療法開始前にNGS MRD 検査を使用して患者のサブセット(N =224)を分析し、維持療法後に183 人の患者を評価した。凍結骨髄サンプルから500 ng – 20μg DNA を抽出し、clonoSEQ によりMRD を検査した。シーケンシングはIllumina NextSeqTM 500 System を使用した。MRD 陰性の判定は、維持療法前(P <0.001)と維持療法後(P <0.001)のPFS の延長と関連し、NGS MRD 検査で結果を十分に予測出来ることを示した。

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