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2022/11/21

Merck /MSD、骨髄増殖性腫瘍の治療薬開発企業Imago BioSciences を総額13.5 億$で買収

Merck & Co., Inc./MSD(Merck)とImago BioSciences, Inc. (Imago)の両社は、Merckが子会社を通じて、Imago の公開株式を1 株当たり現金で36.00$、総額約13 億5000 万$でImago を買収する最終契約を締結したと発表した。Imagoは、骨髄増殖性腫瘍 (MPNs) およびその他の骨髄疾患の治療のための新薬を開発する臨床段階のバイオ医薬品企業である。Imago のリード臨床開発候補 bomedemstat (IMG-7289) は、経口で利用可能なlysine 特異的demethylase 1 (LSD1)阻害剤で、現在、本態性血小板血症(ET)、骨髄線維症(MF)、真性多血症(PV)に対する第2 相試験が進行中である。
公開買付けが成功裡に完了すると、Merck 買収子会社はImago に合併され、残りのImago の普通株式はすべてキャンセルされ、公開買付けで支払われる金額と同じ 1 株当たり36$を受け取る権利に変換される。この取引は、2023 年の第 1 四半期に完了する予定。

2022/10/14

CHMP, EB ウイルス陽性移植後リンパ増殖性疾患治療法としてEVBALLO(tabelecleucel)の承認勧告を採択

EMA のヒト用医薬品委員会 (CHMP) が、少なくとも 1 回の前治療歴を有する再発または難治性のEpstein-Barr virus 陽性移植後リンパ増殖性疾患(EBV+ PTLD)の成人および小児患者の治療法として、Atara Biotherapeutics, Inc. (Atara)とPierre Fabreが開発中の他家T 細胞療法EBVALLO(一般名tabelecleucel)の単剤療法に対して、承認勧告を採択した。
EBVALLO は、同種異系(他家) EBV 特異的 T 細胞免疫療法であり、HLA に制限された方法で EBV 感染細胞を標的にしてこれらを排除する。FDA からリツキシマブ抵抗性 EBV 関連リンパ増殖性疾患 (LPD)治療薬としてBreakthrough Therapy の指定を受けており、希少病薬の指定も受けている。EUでは希少病薬に指定されていて、EMA からは、同種(他家)造血幹細胞移植 (HCT) の環境における EBV+PTLD患者の治療に対してPRIMEスキームの指定を受けた。 EBV+ PTLDは、患者のT 細胞活性が免疫抑制によって損なわれた場合に、移植後に発生する、稀で急性の、潜在的に致命的な血液悪性腫瘍である。

2022/09/13

ノボノルディスクNovo Nordisk、Forma Therapeutics を買収, 鎌状赤血球症と稀な血液疾患のプレゼンス拡大

ノボノルディスク とForma Therapeutics, Holdings Inc.(Forma)は、Novo Nordisk がFormaを1 株当たり現金20 US$、総額11 億US$で買収するという正式契約を締結したと発表した。Forma は、鎌状赤血球症 (SCD) および稀な血液疾患に注力している企業である。Forma のパイプラインは、主要開発候補品のetavopivat を含め、ノボノルディスクの戦略に沿ったもので、赤血球中のヘモグロビンタンパク質の異常な産生または構造を有する一群の障害である赤血球ヘモグロビン症において、科学的プレゼンスとパイプラインを補完し、加速させるものである。

2022/02/17

遺伝性pyruvate kinase(PK)欠乏症の成人における溶血性貧血に対する新薬の承認

FDA は、Agios Pharmaceutical, Inc.(Agios)が申請した、稀な遺伝性pyruvate kinase(PK)欠乏症の成人における、溶血性貧血(赤血球が生成されるよりも早く破壊される障害)の治療薬として、PYRUKYND (一般名:mitapivat) 錠を承認した。mitapivat のNDA は2021 年6 月17 日に提出、希少病薬、ファスト・トラック、優先審査の指定の下で承認された。
mitapivat は、pyruvate kinase 四量体にallosteric に結合することによってpyruvate kinase 活性を高めるpyruvate kinase activator である。Pyruvate kinase の赤血球(RBC)のフォーム(PK-R)は、PK 欠損症で変異しており、ATP 減少、RBC の寿命短縮、及び慢性の溶血を齎す疾患である。 PYRUKYND の有効性は2 本のピボタル試験で評価された。 1 本は、定期的に輸血を受けていないPK 欠損症の成人80 人を対象にした、無作為化、二重盲検、プラセボ対照臨床試験であった。もう1 本は、定
期的に輸血を受けているPK 欠損症の成人27 人を対象にした単一群試験である。
遺伝性疾患に対する、錠剤での治療が高く評価される。

2022/02/03

非遺伝子型β0/β0 β-thalassemia に対するBetibeglogene Autotemcel 遺伝子治療NEJM 発表

bluebird bio が開発中のβ-thalassemia に対する遺伝子治療betibeglogene autotemcelの第3 相試験結果が、NEJM 誌に掲載された(2021 年12 月11 にon line で公開済み)。
輸血依存性β-thalassemia に対するbetibeglogene autotemcel (beti-cel) による遺伝子治療には、β-グロブリン(βA-T87Q)遺伝子をコードする BB305 Lentiviral vector(LVV)で遺伝子導入した自家 CD34 陽性造血幹細胞および前駆細胞が含まれる。
Open-label第3相HGB-207 試験で、輸血依存性β-thalassemia を有し、遺伝子型がβ0/β0 以外の成人および小児患者を対象に、beti-cel の有効性と安全性を評価した。ブスルファンによる骨髄破壊的前処置後、患者に beti-cel の静脈内投与を行った。主要有効性評価項目は、輸血非依存状態 (赤血球輸血無しにヘモグロビン濃度の加重平均レベルが9 g/dL 以上の状態が12 カ月以上持続)であった。
23 人が登録され、評価し得た 22 人中、輸血非依存状態に改善されたのは 20 人(91%)であり,これには 12 歳未満 7 人中 6 人(86%)が含まれている。輸血非依存状態での平均ヘモグロビン濃度は 11.7 g/dL(範囲 9.5~12.8)であった。beti-cel 注入後 12 カ月の時点で,輸血非依存状態の患者では,遺伝子治療に由来する T87Q のアミノ酸置換を伴う成人ヘモグロビン (HbAT87Q)濃度の中央値が 8.7 g/dL(範囲 5.2~10.6)であった。

2020/07/30

FDA、高リスク骨髄異形成症候群に対するぺボネジスタットをBreakthrough Therapyに指定

FDAが高リスク骨髄異形成症候群(HR-MDS)の患者の治療薬として、武田薬品工業が開発中のぺボネジスタットについてBreakthrough Therapy Designation(BTD)を認可した。first -in-classクラスのNEDD8活性化酵素(NAE)阻害剤ぺボネジスタットは、10年以上ぶりのHR-MDS患者の新規治療法となり、これまで脱メチル化剤(HMA)の単剤療法に限定されていた治療オプションの拡大に繋がることになる。現在の治療オプションを使用しても、HR-MDS患者の転帰は依然として不良のまま改善されていない。Breakthrough Therapy Designationは、HR-MDSを含む稀な白血病患者でぺボネジスタット+アザシチジン併用療法とアザシチジン単剤を比較評価した第2相pevonedistat-2001試験の最終分析結果に基づいている。本試験において完全寛解率(CR)を2倍にするとともに他のアウトカムの改善の可能性が証明された。

2019/11/15

鎌形赤血球症にともなう疼痛発作頻度の軽減

Nov 15, 2019
  • New Novartis medicine Adakveo® (crizanlizumab) approved by FDA to reduce frequency of pain crises in individuals living with sickle cell disease - Approximately 100,000 people in the United States, most of whom are of African descent, have sickle cell disease
ノバルティスが開発した新薬Adakveo(一般名クリザンリズマブ)を鎌形赤血球症にともなう疼痛発作頻度の軽減を適応症としてFDAが承認した。米国ではアフリカ系を中心におよそ10万人に一人が鎌状赤血球症に罹患している。

(参照)鎌状赤血球症 - Wikipedia
鎌状赤血球症(かまじょうせっけっきゅうしょう)は遺伝性の貧血病で、赤血球の形状が鎌状になり酸素運搬機能が低下して起こる貧血症。鎌状赤血球貧血 .... Proportion of adults with sickle cell anemia and pain crises receiving hydroxyurea. JAMA 2015 ...

2017/07/07

5 歳以上の鎌状赤血球病患者の合併症軽減剤としてFDAがENDARI を承認

FDA は、5 歳以上の小児および成人経口の鎌状赤血球病患者の血液障害を伴う重症合併症の軽減剤としてEmmaus Medical Inc.のENDARI(L-グルタミン)を承認した。鎌状赤血球病患者の治療薬として過去20 年間で最初の承認薬となった。
鎌状赤血球病は、赤血球が鎌状を呈する遺伝性の血液疾患である。血液の流れが乱れ、身体の組織への酸素供給が制限されて、激しい痛みや臓器の損傷をもたらす。NIH によれば、米国には約10 万人の患者がおり、アフリカ系アメリカ人、ラテン系およびその他の少数民族系に頻繁に発生する。
ENDARIは、酸化の主要な調節作用で知られる補酵素nicotinamide adenine dinucleotide(NAD)の酸化還元電位を改善することにより、赤血球の酸化的損傷を軽減するとされている。承認認申請の根拠は、12 ヵ月以内に2 回以上の痛みを伴う鎌状赤血球病(クライシス)を発症、鎌状細胞貧血あるいはsickle β0-thalassemia を発症している5 歳〜58 歳の患者230 人を登録した、無作為化、二重盲検、placebo 対照、多施設の第3 相臨床試験の結果である。48 週間の継続評価においてENDARI 群はplacebo 群に比べて麻薬あるいはKETROLAC による疼痛治療のための通院回数が少なく(通院回数中央値3 回vs, 4 回)、入院回数も少なく(中央値2 回 vs. 3 回)、入院期間もより短期であった(中央値6.5 日 vs. 同11 日)。また、生命に関わる重篤な急性胸部症候群の発現がより低率であった(8.6% vs. 23.1%)。